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国際グレードに「グレード(Grade)」を用いている主な国
アメリカ合衆国カナダ日本南アフリカ共和国のみ(パート1国以外では東欧・カリブ諸国の一部、大韓民国等が域内あるいは自国限定のグレード制を使用している)
国際セリ名簿基準委員会では世界中の平地競走と障害競走を国際セリ名簿作成基準書に記載している。しかし競馬のレベルは国によって様々であり、従ってその国の競馬のレベルを考慮する必要があった。そこで国をパート1からパート3に分け、その中でパート1の国のグレード・グループのみがセリ名簿に記載できるという作成基準を設けた。パート2以下の国のグレードも国際セリ名簿作成基準書には記載されているものの、ICSCが定める作成基準ではセリ名簿に記載できない。
国際セリ名簿作成基準書は毎年発行されており作成基準では競走が施行された年の国際セリ名簿作成基準書に従って記載しなければならないとされ、後の年でパートの変更およびグレードの変更が行われてもその前の年の競走には反映されない。たとえば、2001年ステイゴールドが勝利をしたドバイシーマクラシックは2001年の国際セリ名簿作成基準書にはパート1の部にグレード2で記載されているが翌年よりグレード1となった。しかしセリ名簿上、ステイゴールドが勝利をしたドバイシーマクラシックはグレード2と記載される(ステイゴールドは他にグレード1の香港ヴァーズに勝利している)。また障害競走は国に関係なくグレード制と呼称し、パート4に記載している。
2007年現在、パート1の国はアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、ペルー、南アフリカ共和国、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、日本であり、これらの国の各グループ・グレードはICSCに従ったせり名簿に記載できる。またパート2の国(地域)の香港(中華人民共和国)、スカンジナビア諸国(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン)、シンガポールの一部重賞がパート1に掲載されており、これらもパート1の国のグレード・グループと同様にせり名簿に記載できる。
日本は長年の間パート2国で国際セリ名簿作成基準書には中央競馬のオープン競走とダートグレード競走の全競走が記載され、中央競馬の格付けとダートグレード競走の格付け(この2つは後述する)をグレードとして記載されていた。パート1に記載された一部の競走を除き、大半の競走はICSCが定める作成基準ではセリ名簿に記載できないグレードとなっていた。中央競馬では国際競走を増やすなど、パート1入りを目指した努力を行ってきた。その結果、2007年度の番組にてICSCが定めるパート1国昇格条件を満たしたため2006年に次年度からのパート1国への昇格が決まった[1]。これに伴い、2007年度からは59の重賞競走(既に格付けを得られている13競走を含む)に国際格付けが与えられた。また2007年当時は2歳、3歳限定競走については東京優駿(日本ダービー)なども含めて、国際競走とはしてなかったため、国際格付けも得られなかった。
2009年に日本グレード格付け管理委員会が発足し、委員会がグレードを定めることとなった。また2年間競走実績のない新設の重賞競走(前身となるオープン競走がある場合は除く)には格付けを与えないこととなった。中央競馬の平地競走の全重賞競走を2009年、2010年の2年にかけて国際競走としたため、2010年からは格付けのない競走を除き、全てが国際格付けを得られることとなった。

日本国内での格付け

2008年度までの日本国内で競馬に関する格付けには以下のようなものが存在していた。括弧内は格付け決定者。
国際グレード(国際格付番組企画諮問委員会(IRPAC))
JRAによる格付け(日本中央競馬会(JRA))
ダートグレード(ダート競走格付け委員会
地方競馬各主催者が独自に定める格付け(地方競馬各主催者)
2009年以降の競走に関しては日本グレード格付け管理委員会が国際グレード、JRA重賞、ダートグレード競走の格付けを行うこととなった。国際グレードは日本グレード格付け管理委員会が選定したものをIRPACが認証する形を取る。地方競馬各主催者が独自に定める格付けは従来通り各主催者が格付けをする。
日本における国際グレード競走は「国際競走」も参照されたし。各競走の格付けについては「競馬の競走一覧」を参照。

日本中央競馬会が定める格付け

日本中央競馬会が定める格付けには以下の2つが存在する。
サラブレッド系種の平地競走に対する格付け
サラブレッド系種の障害競走に対する格付け
いずれも日本中央競馬会が主催する中央競馬のみに格付けを定める。
サラブレッド系種平地競走の重賞競走において1984年に導入されたのが日本国内で初めての格付けである。この際に最も格付けの高い競走をグレードワン(略してGI・ジーワン)、以下グレードツー(GII・ジーツー)、グレードスリー(GIII・ジースリー)とグレードを採用したことからグレード制と呼ばれるようになった。
2007年より国際セリ名簿作成基準書のパート1国への昇格が決まったが、これとともにICSCからそれまで使われていた「グレード(G)」の表記の変更を求められた。「グレード(G)」はICSCの定める国際競走にしかつけることが許されないためである。各格付け団体は新しい重賞格付けの表記などを検討し他の競技の表記の使用状況や商標登録がされているかどうかを考慮に入れ、「JAPAN」の簡略形である「Jpn」の表記に変更する決定を3月28日に発表した。これに伴い、日本中央競馬会が定める格付けとダートグレード競走(「ダートグレード競走」の呼称は変更せず)について国際格付けが与えられている59の重賞競走については引き続き「グレード(G)」(GI, GII, GIII)を用い、それ以外の競走については「Jpn」(JpnI, JpnII, JpnIII)を用いることとなった。なお、この表記の変更は2007年1月1日に遡って適用されることとなったが、2006年12月31日以前の競走については表記の変更は行われない。「G」と「Jpn」の表記のおける違いは国際グレードが与えられているものとそうではないものの違いのみであり、競走格付や競走体系などの変更はない。なお「Jpn」の読み方は「グレード」でも「ジェーピーエヌ」でもなく「ジー」である[2](例:「JpnI」→「ジーワン」)[1]。文面での表記の違いは一目であるが、発言上では「G」と「Jpn」は混同しやすい。

出典:Wikipedia

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